SHTの時間は最高。
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通りがかった休憩室で見つけたのは、見慣れた大きな体。
隅っこのソファーにまるくなって眠る姿が可愛い。
何でこんなところで寝てるんだろう。
聞いても、眠っている彼はきっと答えてくれないだろう。
「千葉君」
「千葉くーん」
ゆすっても叩いても起きない寝顔をしゃがみ込んで覗き見る。
相変わらずカワイイなぁ。
「ちーばくん、起きてよ」
ただ、おはようって言いたいだけなのに。
始業まであと五分。
そろそろ行かなければならない。
せっかく、久々に会えたと思ったのに。
「バカ」
「・・・うん?」
何だか幸せそうにむにゃむにゃ口を動かしている。
きっとお腹いっぱいおいしいものを食べる夢でも見てるんだ。
夜勤明けの体。
無理やり起こすのも可哀そうな気がして、最後の声をかける。
「スーパーヒーロータイム、始まるよ」
「・・・うわぁっ!!」
バクンっと起き上った体がバランスを崩して落ちた。
いい具合についたお肉が衝撃を吸収する。
それでも痛そうな顔した彼はゆらりと身を起こした。
「み、三池さん」
驚いたらしく、目をくるくるさせている。
何で、とか、どうして、とか。
笑いが飛び出す。
「どれだけ好きなの?」
こんな一言で起きるなんて。
悔しいような、愛しいような。
ごめんね、と照れ笑いする顔さえ眩しくて、
ただ一言話せただけでこんなにも嬉しくて、
自分は彼がどれだけ好きなのか思い知らされた。
「おはよう」
真っ直ぐ向かってきた言葉に胸がドキドキした。
文字通りスーパーヒーロータイム。
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スーパーヒーロータイムとは、
日曜の朝の特撮二本立ての時間のこと。
きっと千葉君の至福の時間。